ブログ移転のお知らせみなさんへこの度、ビジネスのアップデートに伴いこちらのオウンドメディアからNoteに移転することにしました。お読み頂いた方には、この場を借りて御礼申し上げます。記事は順次移しますが、しばらくはバックナンバーはこちらでお読み頂けます。移転先NoteKiQ | https://note.com/kiq_by_thdesign23May2022
お膳 〜一杯の味噌汁が教えてくれること〜「お膳」をテーマにお伝えします。「お膳」の膳は月(にくづき)に「善」と書くように単に食事や食卓ということではなく「身体にいいこと」を意味します。日本食は、食材や味付け、調理法が健康的であるだけでなく、元来「お膳」によってその食べ方も健康的であるということです。■「お膳」を体感では「お膳」という食事スタイルが、どのようにして健康的であるかをお話ししたいと思います。先ずは、一杯の味噌汁を飲むプロセスをお伝えするので、ぜひ食事の時に試してみてください。食卓に一杯の味噌汁があります。味噌汁のお椀に両手を伸ばし、お椀をそっと手にとります。その時に手に伝わる温度を感じてください。そのままお椀をゆっくりと自分に近づけます。顔に昇る湯気を感じます。...16Sep2021EQと氣究和・道・間日本文化
「エモい」日本語日本語は情緒に富んだ言語だと感じている人も多いと思いだろうと思いますが、古典など難しいことからだけでなく日常や現代の日本語からも感じることができます。以前の記事「EQと氣究 〜氣を整えて過ごしましょう〜」で「エモーション=氣」と考えていることをお伝えしました。この日本では雨や晴れなど空模様を「天氣」といい、天の氣、天の氣持ちとして自然と私たちの氣持ちを繋げようとしています。例えば「晴れ晴れ」「ポカポカ」「シトシト」「さむざむ」など天氣や陽氣をそのまま自分たちの氣持ちや感情として表現します。16Aug2021EQと氣究哲学・思想
EQと氣究 〜氣を整えて過ごしましょう〜EQとはEmotional IQ(感情的な賢さ)のことです。例えば、東大を出て政治家になったのにパワハラで辞職することになったり、高級官僚になったのに犯罪を犯してしまったり、こうした行いが知的であると言えるでしょうか?つまり、知性や賢さはIQだけでは十分に説明ができません。怒りによってパワハラをしたり、犯罪を犯すことがないように感情と向き合える知性や賢さが必要で、この感情と向き合える知性をEQと言います。まずは、「Emotion(エモーション) 」とは何かですが、Emotion = 情動(じょうどう)といい私たちが普段耳にする感情とは異なります。時間的な違いでみるとEmotion(情動) < Feel(感情) < Moo...03Jul2021哲学・思想情・感・氣日本文化EQと氣究
「いまを生きる」とは?「情感氣」についての記事を読んだ方ならピンと来ると思いますが、「情に流され」ても自分らしく自分の人生を生きるのは難しい「気配りばかり」していても自分のことを見失ってしまう「今を感じて生きる」ことが大切です。一方で、「今が良ければ良い」という人がいます。それは、それで良いのですが、考えてほしいことがあります。「今」という時間についてです。「今」は、一瞬で目の前を過ぎて過去になります。今だけ見ていると次々と目の前を一瞬で通り過ぎていき、気づけば過去になっています。つまり「今だけ良ければいい」というのは、過去を見ているのとあまり変わらないということです。結局は、何も変えたくないし、変わってほしくないし、変わらなければ良いと思っているのとあ...10Mar2021哲学・思想情・感・氣
誰が記事を書いてるの? 〜筆者紹介〜三森朋宏(みつもり ともひろ) TH design 代表(Chief Well~being Officer:最高幸福責任者) SixSeconds Advanced EQ facilitated シックスセカンズジャパン データ分析センター フェロー15Feb2021
「鬼滅の刃」から「心の知能指数」を学ぶ今年は124年ぶりに2月2日が節分だった年です。そして昨年は鬼滅の刃が社会現象と化した年でした。何か「鬼は外」が鍵になっている感じがします。08Feb2021情・感・氣日本文化言の葉哲学・思想和・道・間
「情感氣」日本と西洋の感情に対する時制の違いとは?日本には四季があります。春分の日、夏至、秋分の日、冬至と季節の節目があり日の長さを暦として利用しています。それに伴って季節折々の食べ物があり、「旬」があります。私たち日本人は、季節による時の流れも自然の恵みと捉え、自然の変化を感じ向き合い、四季の変化と共に1年を過ごします。こうした自然観を持つ私たち日本人は、「感情」に対する時間軸も西洋とは違う感覚を持っています。西洋の感情に対する時間軸と私たち日本人の時間軸について説明したいと思います。西洋では、下図の左上に表すように一般に 時間の長さ によって感情に関する言葉を使い分けています(学術的には少し違いますが)。Emotion(情動)はごく一瞬に湧き起こるもので、Emotion(情動)...11Oct2020自然情・感・氣日本文化
「陰(おん)」の国私たちの日本は日(陽)出る国であると同時に陰(おん、いん)の国です。「日本は日出る国」(本記事最下部リンク参照)で触れたように、ものごとは常に表裏一体で、陽が当たれば陰ができる、陰陽(おんみょう)が同居することを知っていて、これを自然の調和だと考えてきました。■陰(おん):音(おん):恩(おん)■音(おん)が重なると恩(おん)が重なります。恩(おん)が重なれば、縁(えん)が結ばれ円(えん)ができ、上下階級のない社会が生まれます。また、音(おん)があるから奏(かなで)が生まれます。奏(かなで)とは、漢字上部の「丰(ホウ)」は神様を呼ぶ木の枝を表し、漢字下部の末広がりに「天」の部分は両手でものを差し出す様子を表す。「神様が降りてくるよう...22May2020日本文化言の葉
日本は日出る国日本の代表的な神である天照大神(太陽=日の神)がいるのと同時に月読命(ツクヨミ、月、陰の神)がいます。日本について考えるとき、太陽や日に関連する事柄から日本の文化に関する多くのことが見えてくる。それと同時び陰や月について考えるとより理解が深まるように思います。日本は、日出る国でありながら、月や陰の存在を大切にしています。今回は、表裏や陰陽について触れてみたいと思います。■表裏や陰陽を一緒に考える■私たちの日本は、表裏一体、陰陽五行説(おんみょうごぎょうせつ)のように西洋の良いか悪いかのような二律背反とは異なり、表があれば裏もある、外もあれば内もある、陰もあれば陽もあると相反することを一対に考えます。日(陽)出る国であると同時に、陰(...12May2020日本文化言の葉
KiQの氣「KiQ = 氣究」の「氣」は、「気」ではなく「氣」を使います。「氣」の中にある「米」は、光と水から作られます。「氣」とすることで、光のエネルギーを得て、水の清らかな流れを得ることができます。一方で、「気」のように「〆」てしまうようでは、氣を上手に扱えません(現代の中国は「气」とすることでさらに氣も光も無くしてしまっています)。日本は、元来「自然崇拝」の国であり、太陽信仰、山岳信仰をはじめ自然に敬意を持って接してきました。太陽神である天照大神を日本創造の神とするのも八百万の神を祀り崇めるのも世界中の自然災害が集まると言われる日本だからこそ、自然の怖さを知っていた日本ならではの考え方によるものです。日本は日出る国 つまり光の国ですから...06May2020哲学・思想日本文化言の葉自然
ようこそ KiQ ®︎ へ私たちは、Emotional Intelligence(俗称EQ)という心理学の一理論を通じて「感情」について10年以上に渡って学び研究してきました。そんな中にあって、Emotional Intelligenceの提唱者であるピーター・サロベイ(イエール大学学長)、ジョン・D・メイヤ(ニューハンプシャー大学)の両博士は、この理論を整理するときに「武士道(新渡戸稲造)」を参考にしたと言われており、最近では仏教の瞑想を源流とするマインドフルネスも日本で緩やかなブームとなっています。いずれも日本に古くからある東洋文化や思想が理論として整理されて逆輸入されてきたと考えられます。私たち日本人が今一度、原点に立ち戻り、日本文化や東洋文化について...06May2020自然哲学・思想和・道・間情・感・氣日本文化言の葉